手足口病に注意しましょう。(6月17日〜6月23日)
手足口病の報告は例年の同じ時期より少ないですが、4週続けて増えています。延岡市周辺、綾町・国富町周辺で患者さんが多いようです。
この病気はウイルスが原因で、感染すると手のひらや足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができます。口の中の水ぶくれは痛みがあり食欲がなくなることが多いのですが、体にできた水ぶくれはかゆみや痛みがなく、しばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。
患者さんの咳やくしゃみなどの飛沫、便に含まれるウイルスが手などを介し、口や眼などの粘膜に入って感染します。また、このウイルスは主にお腹の中(腸管)で増えますが、治った後も1〜4週間はウイルスが便の中に排出されます。排便後やおむつ交換後には石けんと流水による手洗いを徹底し、また外出後、食事の前にもしっかり手を洗いましょう。