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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2013年34号

腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26等)に注意しましょう。(8月19日〜8月25日)

腸管出血性大腸菌感染症の報告が続いています。夏季に多く発生し、患者さんは乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層にみられます。

この菌は感染力が強く少量の菌でも感染するので、家庭や集団生活を送っている施設では、周囲への感染を防ぐことが大切です。

O157等の大腸菌に汚染された食べ物を食べたり、患者さんの便などに含まれる大腸菌が手や物を介して口に入ることで感染します。

感染予防の基本は手洗いです。調理や配膳の前、食事の前、乳幼児のおむつ交換後、トイレの後にはその都度丁寧に石けんと流水での手洗いを行いましょう。また、指の間や爪の中も忘れずにしっかり洗いましょう。患者さんはできるだけ最後に入浴するようにし、浴槽には浸からずシャワー又はかけ湯を使いましょう。特に、乳幼児は患者さんの後にならないよう気をつけましょう。バスタオルの共用も避けた方がよいでしょう。

食品による感染を防ぐには、肉の生食は避け、充分に加熱しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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