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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2013年36号

腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26等)に注意しましょう。(9月2日〜9月8日)

腸管出血性大腸菌感染症の報告がさらに増えました。集団で生活する施設や家庭内で患者さんが発生した場合は、周囲への感染を防ぐことが特に重要です。

感染予防の基本は手洗いです。調理や配膳の前、食事の前、乳幼児のおむつ交換後、トイレの後にはそのつど、丁寧に石けんと流水での手洗いを行いましょう。小さいこどもさんには、手洗いを習慣づけてあげましょう。また、この感染症を引き起こす菌は、加熱や消毒薬により死滅するので、状況に応じて消毒しましょう。

感染すると、3〜8日の潜伏期間の後、激しい下痢や血便、腹痛、嘔吐、発熱などの症状を引き起こしますが、症状が出ないこともあります。乳幼児や高齢者では重症化しやすいので注意しましょう。下痢を起こす原因は様々あり、O157やO26はその原因のごく一部に過ぎません。適切な治療を受けるために腹痛や下痢などの症状がある場合は早めに診察を受けましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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