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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2013年43号

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)を予防しましょう。(10月21日〜10月27日)

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)の増加が続いています。嘔吐下痢症は主に冬季に患者数が増えるので、今後さらに注意が必要です。冬季に流行する嘔吐下痢症はウイルスを原因とすることが多く、ウイルスによる感染性胃腸炎には効果的な治療薬がないため、予防が重要です。また、患者さんが発生した場合は、周りの人への感染を防ぐことも大切です。予防は石けんと流水による手洗いが最も重要です。

下痢などの症状が治まっても、1週間程度はウイルスが便の中などに排泄されるので、注意が必要です。吐物等の処理をするときには、換気を十分に行い、直接の接触を防ぐために使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用します。拭き取りにはペーパータオル等を使用し、ビニール袋に入れ、密封して処分しましょう。

ウイルスに汚染された食品を介して感染することもあるので、調理前には手洗いを徹底し、生ものを避け、食品は充分加熱しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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