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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年14号

腸管出血性大腸菌感染症(O157等)に注意しましょう。(3月31日〜4月6日)

前週に引き続き、今週も腸管出血性大腸菌感染症の報告がありました。この感染症は年間を通して発生がみられますが、夏に増える傾向があります。

感染すると症状がでない場合もありますが、激しい下痢や、血便、腹痛、発熱、嘔吐などの症状を引きおこし、乳幼児や高齢者では重症化して溶血性尿毒症症候群(HUS)をおこすこともあります。昨年宮崎では、5歳以下のこどもさんからの報告が約半数に上っています。小さなこどもさんがいる家庭ではとくに注意しましょう。

この感染症は、患者の便等に含まれるO157等の大腸菌が手やものを介して口に入ったり、汚染された食材を食べたりすることにより感染します。この菌は、サルモネラなどの食中毒菌と同様加熱や消毒薬に弱いので十分に予防することができます。

感染を予防するために、おむつかえやトイレの後、食事や調理の前には石けんで十分に手を洗いましょう。調理中も、生肉を扱った後は他の食材や器具に触る前にこまめに手を洗うようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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