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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年15号

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)に注意しましょう。(4月7日〜4月13日)

嘔吐下痢症の報告が再び増加しました。特に、高千穂町や小林市、都城市周辺では先週と比べて大きく増加していますので、注意しましょう。

この感染症は、冬に流行のピークがみられますが、春先にも小さな流行がみられます。春先の流行はロタウイルスが原因のことが多く、県内でも今週ロタウイルスを原因とする感染性胃腸炎の報告がありました。ロタウイルスは2歳前後までの小さな子どもたちに患者さんが多く、便が白っぽくなるのが特徴です。激しい下痢が4〜5日続き脱水症状になりやすいため、注意が必要です。早めに医療機関を受診しましょう。患者さんの便や吐物に含まれているウイルスが口から入ることで感染します。トイレの後、おむつ交換の後、調理や食事の前には必ず石けんと流水で手を洗い、予防しましょう。

また、手足口病の報告が3週連続で増加しています。予防には嘔吐下痢症と同様、手洗いが効果的ですので、外出後には必ず手を洗いましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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