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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年17号

プール熱(咽頭結膜熱)と嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)に注意しましょう。(4月21日〜4月27日)

咽頭結膜熱の報告が3週連続で増えています。特に、日南市や高鍋町、綾町周辺では流行警報レベルを超えています。また、4歳以下の子どもさんからの報告が全体の約8割をしめていますので、小さな子どもさんがいる家庭では注意しましょう。

咽頭結膜熱はプール熱ともよばれ、主に夏期に流行します。原因となるウイルスは感染力が強く、感染した人のくしゃみや咳のしぶき、唾液などが手やタオルを介して感染します。感染すると、39度前後の発が出て、のどの痛み(咽頭痛)や目の炎症(結膜充血)がみられます。有効な治療薬がないため、予防が大切です。食事の前だけではなく、こまめに流水と石けんで手洗いとうがいをしっかり行いましょう。タオルの共用はさけ、使い捨てのペーパータオル等を使用しましょう。

感染性胃腸炎の報告数が多い状態が続いています。特に、延岡市や小林市、高千穂町周辺は報告数が多いため、引き続き注意しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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