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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年23号

夏風邪に注意しましょう。(6月2日〜6月8日)

夏に流行する感染症に、咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナ、手足口病があります。県内でもこれらの感染症の報告数が増加しています。特に咽頭結膜熱は日南市や綾町周辺で、手足口病は高千穂町や高鍋町周辺で流行警報値を超えている地域があるので気をつけましょう。

夏風邪は、咳やくしゃみのしぶきや便に含まれるウイルスが手やタオルを介してうつります。冬だけではなく夏でも、外から帰ってきたときや食事の前にはうがい、手洗いをする習慣をつけることが大切です。また、夏風邪の原因となるウイルスは腸管などで増える性質があります。症状が出なくなった後でも、便中にはウイルスが含まれているといわれていますので、おむつを触った後やトイレの後などは、石けんと流水で手を洗いましょう。

夏風邪には有効な治療薬がなく、対症療法が中心となります。熱やのどの痛みなどの症状により脱水症状になりやすいので、十分な水分をとるよう心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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