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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年25号

ヘルパンギーナが増加しています。(6月16日〜6月22日)

ヘルパンギーナが7週連続で増加しており、延岡市周辺、日向市周辺では流行警報レベルを超えました。年齢別では1〜2歳の子どもさんからの報告が約半数を占めています。

ヘルパンギーナは感染すると高熱、口腔内の水ぶくれ、のどの痛み(咽頭炎)等の症状がみられます。基本的に予後は良好ですが、のどの痛みなどから食事や水分の摂取が難しくなります。食事は薄味を心がけ、やわらかいものを与えましょう。また、熱が出るため脱水症状を起こさないように、水分はしっかりとらせるようにしましょう。まれに髄膜炎などを引き起こし、重症化する場合があります。高熱が4〜5日続く、ぐったりして元気がないなどの症状がみられた時にはもう一度医療機関を受診しましょう。

また、日向市周辺で百日咳の報告が増えています。大人は感染しても症状が軽く、気づかないうちに子どもにうつしてしまうことがあります。咳が長引くときは、医療機関を受診しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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