ヘルパンギーナに注意しましょう。(6月30日〜7月6日)
県内でのヘルパンギーナの報告数が9週連続で増加しており、特に延岡市周辺では先週の約1.9倍に増えています。年齢別では1歳〜3歳の子どもからの報告が全体の約7割を占めていますので注意しましょう。
ヘルパンギーナは夏期に流行する感染症で、感染すると突然の発熱、口内の水ぶくれ、のどの炎症などの症状がみられます。予後はほとんどが良好ですが、口腔内の疼痛のため食事や水をとることが困難になることがあります。脱水症にならないよう注意しましょう。食事はおじやや豆腐などののどごしのいいものを与えるようにし、柑橘系などの酸味の強いものは刺激が強いので避けるようにしましょう。原因となるウイルスは主に腸管で増える性質を持っています。症状が治まった後でも2〜4週間便中にウイルスが排泄されますので、おむつの処理をした後は手を石けんと流水でしっかり洗いましょう。