腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26等)に注意しましょう。(7月28日〜8月3日)
県内で腸管出血性大腸菌感染症の報告が2例ありました。この感染症は全国でも報告数が増加しており、集団感染事例も発生しています。例年8月から9月にかけて流行のピークを迎えますので、注意しましょう。
感染しても症状が出ない場合もありますが、一般的に激しい下痢、腹痛、血便、嘔吐、発熱などの症状がみられます。免疫力の弱い乳幼児や高齢者では重症化し、溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こすことがあります。
感染を予防するには、通常の食中毒菌への対策と同様の方法で十分効果があります。「菌をつけない、増やさない、殺菌する」の3つを心がけましょう。腸管出血性大腸菌は熱に弱く75℃1分以上の加熱で死滅するといわれています。肉はしっかり中心部まで火を通しましょう。また、肉と野菜のまな板は使いわけましょう。牛舎などが近くにある場合など、井戸水が感染源となることがあります。井戸水は一度加熱してから使用しましょう。