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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年43号

RSウイルス感染症に引き続き注意しましょう。(10月20日〜10月26日)

県内におけるRSウイルス感染症の報告数は先週より減少しましたが、依然高い状態です。特に日向市や延岡市周辺では増加していますので注意しましょう。

感染すると、鼻水や咳、発熱などの風邪症状から始まり、通常1週間程度で治ります。3歳くらいまでにほとんどの人は感染すると言われていますが、1歳未満の小さなこどもが感染すると中耳炎や髄膜炎などの合併症を引き起こし、重症化する場合があるため注意が必要です。咳が長引く、ぜーぜーとのどが鳴る時などには早めに医療機関を受診しましょう。原因となるウイルスに対する特効薬やワクチンはなく、治療は対症療法が中心となります。

感染予防には、流行期は人混みをさけ、外出後の手洗いを徹底しましょう。RSウイルスは環境中では比較的弱いと言われていますが、家族内や保育施設など接触の機会が多い場所では広がりやすい感染症です。咳が長引く時にはマスクをつけ、アルコール消毒剤などで手指を消毒するようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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