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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年46号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(11月10日〜11月16日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が、前週の約1.4倍に増加しています。1歳から3歳の小さなこどもからの報告が多いようです。この感染症は年間を通してみられますが、冬に流行期を迎えますので、これからの時期特に注意が必要です。

冬期における感染性胃腸炎の原因病原体は、ノロウイルスが中心と言われています。患者さんの吐物や便にウイルスは含まれており、それらが手を介して口に入ったり、乾燥して舞い上がったウイルスを吸い込んだりすることにより感染します。また、ウイルスに汚染された食品を摂取することでも感染します。

感染予防には、石けんと流水による手洗いが重要です。特にトイレの後やおむつの処理をした後は必ず行いましょう。時計やタイマーを手洗い場におき、30秒程度時間をかけて丁寧に洗いましょう。2回洗うのも手についたウイルスを除去するのに効果的です。また、吐物等を処理する場合は、必ず使い捨て手袋を使用しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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