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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年47号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(11月17日〜11月23日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が、2週連続で増加しています。1歳から3歳の小さなこどもからの報告が多く、全体の約4割を占めています。例年12月に急激に増加し、これから流行期に入りますので、予防に努めましょう。

冬の流行の主な病原体はノロウイルスと言われています。ノロウイルスは少量のウイルスでも感染します。患者さんの吐物や便にはノロウイルスが大量に含まれているため、処理には注意が必要です。使い捨ての手袋を使用し、吐物を拭き取ったペーパータオルなどは袋に密閉して捨てましょう。また、床は塩素系消毒剤でウイルスを失活させましょう。症状が治まった後でもウイルスは便中に含まれていると言われています。トイレの後の手洗いは石けんと流水で行いましょう。

また、インフルエンザの予防接種は済みましたか。県内ではまだ報告数は少ない状況ですが、抗体ができるまで2週間程度かかると言われています。早めに受けておきましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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