感染性胃腸炎に注意しましょう。(12月15日〜12月21日)
感染性胃腸炎の報告数が先週の約1.3倍と大幅に増加し、定点当たりの報告数が24.1と流行警報レベル(20.0)を超えました。特に小林市や綾町、日南市周辺からの報告が多いようです。引き続き予防に努めましょう。
冬の感染性胃腸炎の原因はノロウイルスが多く、感染すると1〜2日の潜伏期間を経て腹痛や激しい下痢、嘔吐等の症状が出ます。一般的に2〜3日で軽快しますが、下痢や嘔吐等のため脱水症状にならないよう水分補給が大切です。少しずつ頻回にとるように心がけましょう。
予防に最も重要なのは、こまめな手洗いです。ノロウイルスは健康な大人では感染しても症状が出ない場合があります。また、感染後症状が治まった場合でも2〜3週間は便に排出されると言われています。トイレの後やおむつの処理後は必ず手を洗いましょう。2回洗うとより効果的です。洋式トイレは蓋を閉めてから流すと、ウイルスが飛ぶのを抑えることができます。