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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年10号

RSウイルス感染症が流行しています。(3月2日〜3月8日)

RSウイルス感染症の報告数が前週の1.3倍に増加しています。特に延岡市周辺からの報告が多く、年齢別では1歳のこどもが全体の4割を占めています。

この感染症は、患者のくしゃみや咳の飛沫に含まれるウイルスを直接吸い込んだり、手や物を介して口や鼻の粘膜から感染します。家庭内や保育施設など濃厚な接触機会の多い場所での感染が多いため、注意が必要です。RSウイルスには塩素系消毒剤やアルコール消毒が有効です。ドアノブやスイッチ等は定期的に消毒し、おもちゃやコップは共有しないようにしましょう。

また、ロタウイルスの報告が3例ありました。ロタウイルスは嘔吐下痢症の原因の一つで、例年4月に流行のピークを迎えます。これから流行が予想されますので、おむつの処理、トイレの後は必ず流水と石けんで手を洗いましょう。ロタウイルスは任意接種のワクチンもあります。生後6週間から受けることができますので、かかりつけの医療機関で相談してみましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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