課 題 ◇ 研 究 期 間 ◇ 評 価 |
大淀川流域におけるクリプトスポリジウム等の汚染実態調査
研究期間
平成24年度
評価:4
(高く評価できる) |
意見1 |
本流の大量の河川水で希釈される前の、豚舎等からの排水が流れ込む支流の検査や、水泳やキャンプ等のアウトドアライフに関係する場所の水についても調査を期待したい。 |
対応 |
今後、河川の調査を進める中で、クリプトスポリジウム等が検出された流域については、遡り調査の一環として畜産施設やアウトドアエリア等の近隣の河川水についても、調査を検討して参りたいと考えています。 |
意見2 |
大淀川流域以外の、畜産業が盛んな他の河川についても、汚染が発生する可能性が有り、同様な調査を続け、宮崎県の水源水質の監視および潜在的汚染リスクの低減化対策に活用できることに期待したい。 |
対応 |
今年度から、新たに3年間に渡り県内の主な河川流域を対象に、観測定点を設ける計画です。クリプトスポリジウム等による汚染の実態を継続的に把握することで、今後も予防対策や潜在的汚染リスクの低減化対策に貢献して参りたいと考えています。 |
意見3 |
今後も本研究は継続されることが望ましく、またサンプル採取地点を変えたり、増やすことを検討すべきである。 |
対応 |
今年度から、新たに3年間計画で県内の主な河川流域を対象に、観測定点を設けるとともに、取水時期等も考慮して調査を実施して参りたいと考えています。 |
意見4 |
今回の河川水の採材量、場所、時期などが適切であったかどうかの検証を是非お願いしたい。またPCR法による病原体遺伝子の検出方法についても感度を高めるなどの工夫をお願いしたい。いずれにせよ、こうした検査を今後とも継続的に行って、安全な水資源の確保に努めていただきたい。 |
対応 |
今回の調査方法は厚労省の平成24年度の通知(クリプトスポリジウム等対策指針)に基づき、遺伝子検査法を組み合わせた方法で、精度管理も並列しながら実施しました。今後、大淀川流域を含めた県内の河川の調査について、取水の場所や時期等を考慮しながら継続するとともに、検査の感度や精度の向上に努めて参りたいと考えています。 |
意見5 |
調査期間に河川の低流量時が含まれていなかったことから調査研究目的の達成度はやや低いと判断した。 |
対応 |
今年度から、新たに3年間計画で県内の主な河川流域を対象に、観測定点を設けて継続的に調査を進める中で、冬場等における河川の低流量時を念頭に入れた取水時期等も考慮して参りたいと考えています。 |