観光で訪れたお客さまなどに対する接遇や、おもてなしの心を学ぶ場として、観光関係者などを対象とした「おもてなし研修会」が、5月から6月にかけて県内8会場で開催されました。　
　宮崎市であった研修会では、(株)リクルートじゃらんリサーチセンターの稲荷山健生さんが演壇に立ち、次のようなアドバイスをいただきました。
　おもてなし向上（お客さまの満足度アップ）のポイントは、
１．その観光施設、宿泊施設などの弱みを改善すること。
　まずは、お客さまの声を知ることが大切。特に、アンケートなどを活用してお客さま　からのクレームに対して積極的に対応する。
２．強みを伸ばすこと。アンケートなどで「ほめられている部分」をさらに伸ばすこと。
３.他の施設とは異なる独持の新しいことにチャレンジすること
などが大事な要素の一つであるということでした。
　また、おもてなしに関する県民のみなさんの意識が、確実に浸透してきていると言えるデータもあります。
今年の7月にじゃらんリサーチセンターが全国約1万4千人の宿泊旅行者を対象に調査を行ったところ、宮崎県は「地元の人のホスピタリティ（おもてなしの心）を感じた」部門で前年の6位から3位に順位を上げました。
　観光で訪れたお客さまに「また宮崎に来たい」と思っていただくためには、県民一人ひとりが「おもてなしの心」を持って対応することが大切です。
　今後とも県民、観光関係者、行政などが力を合わせて、さらに上を目指し、「おもてなし日本一」を実現させましょう。