鉱床名 | 松 尾 |
位置・交通 | 尾鈴山の西側。西都市塊所。 |
沿 革 | 大正時代に発見。 昭和初期より一時休山期をはさんで昭和30年代まで稼行。 昭和46年廃山。 |
地質・鉱床 | 四万十累層群の砂岩・頁岩およびこれらの互層がENE〜WNWの走向を示しN又はSへ急斜して分布する。北へブランジする一大背斜軸付近に花崗岩・花崗斑岩の小岩体が分布し、四万十累層群は一部ホルンフェスル化している。 鉱床はほぼ東西に走り南へ急斜する数条の平行脈で裂か充填鉱床である。「朝日」「大和」と呼ばれる2条の主要鉱脈があり、約100m隔てて並走する。 走向延長はともに約200m、傾斜方向への連続はともに約150m、平均厚さは朝日脈60cm、大和脈30cm。 |
鉱 石 | 硫砒鉄鉱・磁硫鉄鉱・黄鉄鉱・黄銅鉱・閃亜鉛鉱・自然蒼鉛・輝蒼鉛鉱・四面体鉱・磁鉄鉱・黄錫鉱・石英・絹雲母・電気石など。 少量の金・銀を含む。 As 14%± |
備 考 | 主として砒鉱として採取。付近にはアンチモニー鉱脈も知られている。 |