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掲載開始日:2012年11月21日更新日:2012年11月21日

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定例県議会知事提案説明要旨(平成24年11月)

項目

配布書類

発言

平成24年11月定例県議会の開会に当たりまして、まず冒頭に一言御礼を申し上げます。
記紀編さん1300年を盛り上げるため、県議会からの御提案によりまして、本日このように古代衣装を身にまとっての本会議となりました。「神話のふるさとみやざき」をアピールする上で、またとない機会を設けていただきましたことに対しまして、外山議長をはじめ県議会の皆様へ厚く御礼申し上げます。

 県政報告

それでは、ただいま提案いたしました議案の御説明に先立ち、県政に関しまして3点ほど御報告をさせていただきます。

1点目は、全国和牛能力共進会についてであります。
先月25日から29日までに長崎県で開催されました「第10回全国和牛能力共進会」において、本県は、口蹄疫により、多くの優秀な牛を失うという大変厳しい状況にもかかわらず、9部門中5部門での優等首席受賞に加え、第7区の総合評価群における栄えある内閣総理大臣賞受賞、さらには、各部門の総合得点で道府県の順位を決める団体賞で見事1位を獲得し、前回大会に引き続き、宮崎牛が連続日本一になるという輝かしい成績を収めることができました。これもひとえに出品者の皆様を始め、多くの関係者の方々のたゆみない御努力の賜と厚く感謝しております。
県といたしましても、口蹄疫の終息宣言から2年の節目を契機に「忘れない、そして前へ」を合い言葉に、新しいステージに向かって、より強く前進していくとともに、日本一の連覇を機に本県の畜産全体を一層盛り上げ、県内経済全体の活性化につなげてまいりたいと考えております。
また、明後日の23日には、今回の連続日本一の成果を受け、出品農家の栄誉を讃えるとともに、これまで多くの支援をいただいた県民の皆様への感謝の気持ちを表すため、県内の関係機関が一丸となった実行委員会の主催による「日本一『宮崎牛』県民感謝祭」が開催されますので、多くの県民の方々にも参加いただき、一緒に喜びを分かち合いたいと考えております。この中では、今回の栄誉を讃え、生産者団体等が挙県一致の体制で取り組むために組織された「第10回全国和牛能力共進会宮崎県推進協議会」に対して、県民栄誉賞を授与することとしております。県議会議員の皆様におかれましても、感謝祭に御参加いただきますとともに、本県畜産の振興に、これまで以上の御支援、御協力を、よろしくお願い申し上げます。

2点目は、東九州自動車道についてであります。
東九州自動車道「須美江~北川~延岡間」が12月15日に、さらに「都農~高鍋間」が12月22日に開通する運びとなりました。これは、当初予定されていた平成25年3月から約3ヶ月前倒しの開通であります。
今回の開通は、災害時の救援物資や患者の搬送など、「命の道」としての防災・医療面はもとより、企業立地の推進、広域観光ルートの形成といった産業面においても大きな意義があり、大変喜ばしいことであります。
本県の高速道路の整備促進につきましては、これまでも私自身が、その必要性を強く国や関係機関に訴えてきたところであり、今月9日には、外山議長とともに東京での東九州自動車道建設促進中央大会へ参加し、早期全線開通へ向けて地元自治体の熱意を結集したところであります。
今後とも、本県の高速道路ネットワークの一日も早い全線開通に向けて、必要な予算の確保や未事業化区間の早期事業化について、引き続き、国や関係機関に対して強く訴えてまいりたいと考えております。

3点目は、国の予備費等を活用した経済対策についてであります。
10月26日に閣議決定された「経済危機対応・地域活性化予備費等の活用」により、約19億円の国庫補助金等の追加措置が行われる見込みであり、これらを受け、公共事業を中心に経済対策事業を行なうことといたしました。
これらの事業につきましては、当初予算の範囲内であるため、予算の補正は必要となりませんが、総額約32億円の事業を追加して行い、県内経済の活性化に、より一層取り組んでまいりたいと考えております。

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 補正予算案(1)

それでは、議案の概要について御説明申し上げます。

はじめに、議案第1号宮崎県一般会計補正予算案についてであります。

補正額は、4億992万1千円であります。

歳入財源は、

  • 国庫支出金2億5,481万1千円
  • 繰入金8,360万3千円
  • 諸収入4,690万7千円
  • 県債2,460万

であります。

以下、その主なものについて御説明いたします。

まず、「みやざきから東日本へ感謝を届ける市町村支援事業」についてでありますが、この事業は東日本大震災の被災地及び被災者を支援するため、学校給食用食品としての農産物の提供や、被災地の子ども達を宮崎に招いての交流事業など、市町村が取り組む事業に対し助成するものであり、今回の補正により県内26市町村全てがこの事業に取り組むこととなります。
次に、「プロ野球キャンプ環境充実強化事業」についてでありますが、既存球団のキャンプ継続や新規球団の誘致を促進するために、プロ野球4球団によるプレシーズンゲーム開催に対し支援を行なうものであります。
次に、「産地再生関連施設緊急整備事業」についてでありますが、省エネルギー技術等を導入したモデル的な大規模経営体を育成し、生産性の高い産地づくりを図るため、農業生産法人が行なう低コスト耐候性ハウスの整備に対し助成するものであります。
次に、「埋却地再生活用対策準備事業」についてでありますが、口蹄疫に係る埋却地について、来年4月以降の発掘禁止期間終了後、農地等として再生活用を図るため、早期に整備着手が必要な埋却地を対象に、実施設計を行なうものであります。
最後に、緊急雇用創出事業臨時特例基金事業についてでありますが、同基金を活用し、今年度から来年度にわたる1年間で、東日本大震災の影響により職を失った方など41名を新規に雇用し、雇用の創出や地域経済の活性化を図るものであります。

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 予算関係以外の議案

次に、予算関係以外の議案について御説明いたします。

議案第3号使用料及び手数料徴収条例の一部を改正する条例は、都市の低炭素化の促進に関する法律の制定に伴い、低炭素建築物新築等計画認定申請手数料を定めるなど、所要の改正を行なうものであります。
議案第5号、第6号、第8号から第16号まで、第18号から第23号まで及び第25号は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(いわゆる一括法)により、施設・公物の設置管理基準が条例委任されたことに伴い、条例の制定等を行なうものであります。
議案第26号及び第27号は、工事請負契約の締結及び変更について、議会の議決に付すべき契約に関する条例の規定に基づき、議会の議決に付するものであります。
議案第29号宮崎県道路公社の道路の整備に関する基本計画の変更に係る定款の変更については、来年5月に予定している小倉ヶ浜有料道路の無料化に向けた定款変更の認可申請について、地方道路公社法の規定に基づき、議会の議決に付するものであります。
このほか、議案第4号宮崎県における事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例ほか6件でありますが、説明は省略させていただきます。

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 補正予算案(2)

続きまして、追加提案させていただきました、議案第31号宮崎県一般会計補正予算について御説明申し上げます。

補正額は、9億4,614万5千円であります。

歳入財源は、

  • 国庫支出金9億4,614万5千円

であります。

この結果、議案第1号の補正と合わせ一般会計の歳入歳出予算規模は、5,799億1,891万9千円となります。

補正内容につきましては、さる11月16日の解散を受け、12月16日に行われる第46回衆議院議員総選挙の執行等に係る経費について措置するものであります。

以上、今回提案いたしました議案の概要について御説明いたしました。
よろしく御審議のほどお願いいたします。

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