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報道発表日:2025年12月11日更新日:2025年12月11日

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白紙

Press release

令和7年度(第81回)農業技術功労者表彰の受賞者について

宮崎県総合農業試験場の黒木修一副場長が、令和7年度農業技術功労者表彰を受賞しました。
今回は全国で5名の方々が受賞され、令和7年12月5日(金曜日)に東京都において表彰式が行われました。
なお、令和8年2月27日(金曜日)に、「総合農業試験場成果報告会」(宮崎県総合農業試験場で開催)において、黒木副場長による記念講演を予定しております。

1.農業技術功労者表彰について

農業技術の研究若しくは普及指導に顕著な功績があった者に対して、農林水産省及び公益社団法人農林水産・食品産業技術振興会が農林水産技術会議会長賞を授与するもので、今年度で第81回となります。本県では、過去に4名が受賞しており、今回は平成26年度以来の受賞となります。

詳細は農林水産省プレスリリース「令和7年度(第81回)『農業技術功労者表彰』受賞者の決定及び表彰式開催のお知らせ」(https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/251114.html(外部サイトへリンク))のとおりです。

2.受賞者等

(1)受賞者

黒木 修一(宮崎県総合農業試験場副場長(専門技術担当)兼鳥獣被害対策支援センター長兼専門技術センター長)

(2)受賞理由

施設果菜類の栽培において、ほ場周辺除草や土壌線虫の対策、地上部病害虫の防除について個別技術を開発し、持続性の高い技術として体系化した「宮崎方式ICM(Integrated Crop Management)」を構築し、化学農薬に匹敵する病害虫防除効果を上げたことや、みどりの食料システム戦略にも通じる基礎技術であることが評価されました。

具体的には、適正な施肥及び水管理による健康な作物づくりを基礎として、生物農薬を段階的に導入し、病害虫防除効果の安定化と収量・品質の向上を図る作物管理の手法を体系化しました(図)。

また、宮崎方式ICMの導入により、防除経費や防除時間の削減が図られ、空いた時間を栽培管理に割り当てることで、収量・品質の向上など、農業経営の発展に大きく貢献しています。

図宮崎方式ICMの考え方

写真黒木修一氏

3.記念講演

本受賞に伴い、宮崎県総合農業試験場で開催される「総合農業試験場成果報告会」において、記念講演を予定しております。

  • 日時:令和8年2月27日(金曜日)午前10時から10時40分まで
  • 場所:宮崎県総合農業試験場研修棟(宮崎市佐土原町下那珂5805)
  • 演題:施設果菜類に発生する病害虫に対する宮崎方式総合防除体系の開発と普及

参加御希望の方は、下記までお問い合わせください。

お問い合わせ

所属:宮崎県総合農業試験場  担当者名:企画情報室(金丸、日髙、古川)

ファクス:0985-73-2127

メールアドレス:sogonogyoshikenjo@pref.miyazaki.lg.jp