県広報みやざき

子どもたちの未来のために

宮崎県は2050年温室効果ガス排出実質ゼロ(ゼロカーボン)を表明しました!

2050年ゼロカーボンってなんだろう?

地球温暖化による気候変動の影響を緩和するために、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出量を、2050年までに実質ゼロにしようとすることだよ。

宮崎県においても、今年3月に策定した第四次宮崎県環境基本計画の重点プロジェクトに「2050年ゼロカーボン社会づくり」を掲げて、取り組みを進めることとしているんだ。

温室効果ガス排出量と森林などの吸収量を均衡させて、2050年排出量実質ゼロ!

何も対策をしなかった場合の2050年温室効果ガス排出量約850万t-CO2 → 削減量(省エネなど)約280万t-CO2 削減量(再エネ導入)約240万t-CO2 削減後の温室効果ガス排出量約330万t-CO2 = 森林などの吸収量約330万t-CO2

もし、何も対策をしないと…

ゲリラ豪雨や台風の大型化などによる風水害の増加 大雨や猛暑による農作物の生育障害や品質低下 熱中症リスクの増大 自然生態系の変化

このまま何もしなければ、2100年には宮崎県の平均気温が最大3.5℃以上上昇してしまい、今とは全く違った世界になってしまいます。

2050年ゼロカーボン達成に向けた4つの柱

1)省エネルギー・省資源の推進

事業者に対する温室効果ガス排出抑制計画書制度や省エネセミナーなどによる排出量削減の促進、家庭に対するアプリを活用した排出量の把握と削減行動の促進などを図ります。

2)再生可能エネルギーの導入拡大

宮崎県では、全国トップクラスの日照時間や快晴日数を活かした太陽光発電のほか、降水量の多さを活かした水力発電、畜ふんや間伐材を利用したバイオマス発電なども導入が進んでいます。

県では、今後も再生可能エネルギーの導入拡大に向けさまざまな取り組みを行っていきます。

3)森林吸収量の維持

森林は、二酸化炭素(CO2)を吸収します。宮崎県は林野面積が県全体の約76%を占めており、平成29年度の森林吸収量は約380万t-CO2でした。

また、CO2を吸収し、炭素として固定する木材や木製品をより多く活用するほど、木材に固定される炭素量も増えます。

県では、きれいな森を維持する取り組みや、成長の早い早生樹などの植栽を進めて、収穫サイクルを早めることなどにより、CO2の吸収量を維持していきます。

4)環境保全を支える人材づくり

ホームページ「みやざきの環境」、環境情報センター、環境保全アドバイザーおよび地球温暖化防止活動推進員を活用した環境教育や情報提供による排出削減行動の促進を図ります。また、森林環境教育拠点施設を活用した森林に関する理解向上や、次世代を担う子どもたちの発達段階に応じた環境教育の推進に取り組みます。

私たちのエコ活

長野 桂子園長
社会福祉法人
童夢福祉会認定こども園妻保育園 

長野 桂子園長

【妻保育園(西都市)でのエコ活動】

どのような取り組みをしていますか?

年長児が中心となって、ゴミの分別や散歩の時にゴミ拾いをしています。また、自家菜園では、スイカやイモ、ひまわりなどを育てるなど、緑化活動に取り組んでいます。

この取り組みを通して感じていることは?

子どもだけでなく、保護者や地域の方々など大人がポイ捨てなどへの環境問題に対して意識を持ってもらえることが大切だと思います。そのための地域づくりに努めていきたいと思います。

温暖化対策に関心を持ち、私たちができる環境保全活動(エコ活)に取り組みましょう!

地球に優しいライフスタイルに転換しよう

  • マイバックやマイ箸など、繰り返し使える製品を利用しよう
  • エコドライブの実践をしよう

家電製品などの買い換え時は…

  • 省エネ性能の高い家電製品を選ぼう
  • ガソリン車から次世代自動車にシフトしよう

住宅を新築、改築する際は…

  • 高断熱化、高気密化でエネルギー消費を抑えよう
  • 太陽光発電などの再エネを導入して、使う電気を作ろう
  • 蓄電池を導入して、作った電気を有効活用しよう

九州エコファミリー応援アプリ(エコふぁみ)を活用しよう!

電気使用量などの記録ができる「エコ記録」や、環境にやさしい行動が出来ているかをチェックする「毎日エコチェック」のほか、環境イベントへの参加や環境スポットへのお出かけなどにより貯めたポイントでプレゼント抽選に応募できます!

九州7県のキャラクターたちと一緒に、地球環境にやさしい活動に取り組みましょう!

お問い合わせ
環境森林課
0985(26)7084
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