新型インフルエンザの脅威 |

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〜パンデミック・フルーに対する家庭でできる備え〜
パンデミック・フルーとは
新型インフルエンザは、これまで存在していない全く新しいインフルエンザウイルスによって起きる病気です。
もともとは鳥などの動物のインフルエンザウイルスが変化して、ヒトからヒトへと感染する新しいタイプのウイルスになった時、新型インフルエンザという病気が発生します。
過去には、鳥類の間で流行したインフルエンザウイルスが変化して人のインフルエンザとして流行したもので、1918年に大流行した「スペインかぜ」があります。
このスペインかぜの流行で、世界中で6億人が感染し、4千万人から5千万人が亡くなりました。
全く新しいタイプのウイルスなので、これまで人が感染した経験がなく、免疫がないため、人口の約4分の1が感染する可能性があり、国民生活に大きな影響が出ることが心配されています。
これらのことを、パンデミック・フルー(世界的に流行するインフルエンザ)と呼んでいます。
また、現在では飛行機などの交通機関の発達から、世界のどこで発生しても、早ければ4日から2週間で本県にも影響が及ぶことが予想されます。
会社を欠勤する人が4割に達することも
流行が数週間から数ヶ月におよんだ場合、本県でも、最大22万4千人の外来患者と5千人の入院患者が発生し、公共機関や会社で働く人の4割が仕事を休むことが想定され、住民生活に密着したさまざまなサービスが停滞することが懸念されています。
家庭でできる最低限の備え
わたしたち、県民一人ひとりが協力して、自分たちの地域を守る心構えが大切です。
日頃から新型インフルエンザを予防するためには、
・手洗いとうがいを心がけましょう。
・人にうつさないように「咳エチケット」をしましょう。せきやくしゃみが出そうになったら、ティッシュや手で口と鼻をおおい、飛び散らないようにします。そして、マスクをしましょう。
・今流行しているインフルエンザに感染しないよう、予防接種を受けましょう。
外出しなくてもいいように準備をしましょう
新型インフルエンザが発生した場合には、外出を控えることが流行を小さくするのに大いに効果があります。
特に、人の集まる場所などに出かけることをなるべく控えるためにも、2週間程度は外出しなくて済むように、災害の時と同じように食料品・水・日用品などを備蓄しておきましょう。
食料品は、長期間保存できるもの、医療品は、どうしても外出しなければならない時などのために新型インフルエンザ対応のマスクなどを備えておくと良いでしょう。
いずれにせよ、このような病気に対する備えと心構えが大事です。さらに、日頃から家族のみなさんで、家庭でできることを話し合うことが大切です。
家庭での備蓄物品の例 |
1.食料(長期保存可能なもの)の例 |
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◎ |
主食類
(1)米、(2)乾麺類、(3)切り餅、(4)コーンフレイク、シリアル類、(5)乾パン |
◎ |
各種調味料 |
◎ |
その他
(1)レトルト・フリーズドライ食品、(2)冷凍食品、(3)インスタントラーメン、(4)缶詰、(5)菓子類、
(6)ミネラルウォーター、(7)ペットボトル、缶入り飲料 |
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2.日用品・医療品の例
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◎ |
◎常備品
(1)常備薬(胃薬、痛み止め、処方薬)、(2)絆創膏、(3)ガーゼ、コットン、(4)解熱鎮痛剤 |
◎ |
対インフルエンザ対策の物品
(1)マスク、(2)ゴム手袋、(3)水枕・氷枕、(4)漂白剤、(5)消毒用アルコール |
◎ |
通常の災害時のための物品(あると便利なもの)
(1)懐中電灯、(2)乾電池、(3)携帯電話充電キット、(4)ラジオ・携帯テレビ、(5)カセットコンロ・ガスボンベ、(6)トイレットペーパー、(7)ティッシュペーパー、(8)キッチン用ラップ、(9)アルミホイル、(10)洗剤・石けん、(11)保湿ティッシュ、(12)シャンプー・リンス、(13)生理用品、(14)ビニール袋 |
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健康増進課 |
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0985(26)7078 |
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