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宮崎県林業技術センター

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試験研究

試験研究テーマ:令和4年度

育林環境部の課題(林業経営、育林、森林機能保全、森林保護、林木育種)

森林資源開発部の課題(特用林産、木質バイオマス等森林資源)

育林環境部

〇公益的機能の発揮を目指した森林管理方法の検討
 地上レーザスキャナとドローンによる樹高計測手法の確立や公益的機能の発揮を目指した森林管理手法を検討する。
〇優れた形質を有するスギ等を活用した造林技術に関する研究
 再造林の推進とコストの削減を図るため、初期成長に優れた形質を有するスギの本県での現地適応性を検証するとともに、低密度植栽時の林冠閉鎖を早めるため、枝張り特性に優れたスギ系統を選出する。
〇広葉樹等のコンテナ苗による健全な海岸林等造成に関する研究
 海岸林造成には気象害を受けにくい広葉樹苗木の供給が求められているため、気象害を受けにくい特殊コンテナ苗の生産技術を確立し、植栽試験によりその性能を検証する。
〇優良スギ品種の明確化と生産管理技術に関する研究
 採穂母樹の品種をDNA解析により正確かつ効率的に判別する技術を確立する。また、優良スギ品種を効率的に生産するために、空中さし木などを用いた育苗技術の開発・改良を行う。

森林資源開発部

〇原木シイタケ栽培における労働負担の軽減と作業の効率化に関する研究
 原木シイタケ生産において、作業の軽労化を図るため、アシストスーツ導入の効果を検証する。また、作業工程の見直しや作業時期の分散化を検討するため、本伏込みの有無やほだ起こし時期の違いによるほだ化・収量への影響を調査する。
〇IoT等技術を活用したシイタケ等特用林産物生産技術に関する研究
 センサデバイスといったIoT等技術を活用し、生産現場の環境因子を蓄積・分析するとともに、農業気象データを活用した広域的な環境データの分析を行うことで、環境因子がシイタケの生育等に与える影響について検証する。
〇菌床生産技術の改良と新たな食用キノコ栽培に関する研究
 世界情勢等の変化により菌床キノコ生産に必要な資材等の価格も高騰しているため、栗殻等の安価な基資材の利用技術について試験を行う。
 また、遺伝資源の活用と特産化を目的とした新たな食用キノコの栽培技術について試験を行う。
〇里山環境に適した山菜類の生産技術の開発
 山村地域の所得向上と地域の活性化を図るため、山菜類の低コスト栽培技術の確立及び優良株の選抜を行い、有用な山菜類の増殖技術や生産技術を確立する。
〇早生樹等の木質バイオマス活用に向けた育成技術に関する研究
 木質バイオマスのエネルギー利用の増加が今後見込まれるため、早生樹や自生樹種を持続可能な木質バイオマスとして利用するための造林・育林技術を確立する。


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