
宮崎県感染症発生動向調査2026年28号
第28巻第28号 [宮崎県第28週(7/6〜7/12) 全国第27週(6/29〜7/5)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和8年第28週(ARIのみ第27週)の発生動向
全数報告の感染症(28週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核2例。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症3例。
- 4類感染症:レジオネラ症1例。
- 5類感染症:ウイルス性肝炎1例、梅毒3例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第28週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は437人(定点当たり25.0)で、前週比99%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は流行性角結膜炎で、減少した主な疾患は新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎及び手足口病であった。
また、第27週の急性呼吸器感染症の報告総数は1,329人(定点当たり47.5)で、前週比106%と増加した。
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は232人(8.3)で、前週比91%と減少した。年齢群別は15歳未満が全体の約9割を占めた。
【RSウイルス感染症】
報告数は16人(1.1)で、前週比100%と横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(0.78)の約1.4倍であった。年齢群別は1歳が全体の約6割を占めた。
【流行性角結膜炎】
報告数は32人(5.3)で、前週比178%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.5)の約2.1倍であった。年齢群別は1歳から7歳が全体の約4割を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)
急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)
(2026年第27週:6月29日〜7月5日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。
※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上
全国2026年第27週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比119%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は新型コロナウイルス感染症、手足口病、ヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比107%と増加した。
新型コロナウイルス感染症の報告数は5,482人(1.5)で前週比136%と増加した。鹿児島県(13.1)、宮崎県(9.1)、愛媛県(8.1)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約8割を占めた。
手足口病の報告数は15,845人(7.0)で前週比152%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.8)の約1.5倍であった。島根県(18.0)、佐賀県(11.8)、東京都(11.7)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から2歳が全体の約8割を占めた。
ヘルパンギーナの報告数は3,998人(1.8)で前週比154%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.1)の約0.8倍であった。山口県(6.0)、香川県(3.8)、佐賀県(3.3)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約7割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
月報告対象疾患の発生動向 <2026年6月>
性感染症
【宮崎県】 定点医療機関総数:13
定点医療機関からの報告総数は36人(2.8)で、前月比103%とほぼ横ばいであった。また、昨年6月(2.2)の約1.2倍であった。
《疾患別》
- 性器クラミジア感染症:報告数17人(1.3)で、前月の約0.8倍、昨年6月の約1.2倍であった。20歳代が全体の約8割を占めた。(男性4人・女性13人)
- 性器ヘルペスウイルス感染症:報告数13人(1.0)で、前月の約1.9倍で、昨年6月の約1.3倍であった。(女性13人)
- 尖圭コンジローマ:報告数2人(0.15)で、前月の約2.0倍、昨年6月と同率であった。(男性1人・女性1人)
- 淋菌感染症:報告数4人(0.31)で、前月の約0.7倍、昨年6月の約1.3倍であった。(男性2人・女性2人)

【全国】
定点医療機関からの報告総数は4,507人(4.7)で、前月比110%と増加した。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,344人(2.4)で前月比108%、性器ヘルペスウイルス感染症1,016人(1.1)で前月比117%、尖圭コンジローマ540人(0.56)で前月比117%、淋菌感染症607人(0.63)で前月比103%であった。
薬剤耐性菌
【宮崎県】 定点医療機関総数:7
定点医療機関からの報告総数は16人(2.3)で、前月比89%と減少した。また、昨年6月(1.6)の約1.5倍であった。
《疾患別》
- メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:報告数16人(2.3)で、前月の約0.9倍、昨年6月の約1.5倍であった。70歳以上が全体の半数を占めた。
- ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:報告なし。
【全国】
定点医療機関からの報告総数は1,301人(2.7)で、前月比103%とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,267人(2.6)で前月比104%、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症34人(0.07)で前月比88%であった。
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