伝染性紅斑(りんご病)に気をつけましょう。(8月11日〜8月17日)
伝染性紅斑(りんご病)の報告が多くなっており、4歳から7歳の子どもが全体の約6割を占めています。患者の咳やくしゃみの飛沫に含まれるウイルスを吸い込むことや触れた手指を介して感染します。子どもに多い病気ですが、大人も感染します。
この病気は、10〜20日の潜伏期間の後、両頬に赤い発疹が出現し、続いて体や手足に網目状の発疹が現れ1週間程度で消失します。両頬に赤い発疹が現れる7〜10日くらい前に風邪のような症状が出ることが多く、発疹が出る頃には感染力は弱くなります。
特に、妊婦が感染すると流産や胎児の異常が生じる可能性があるので、風邪症状がある人との接触はできるだけ控えましょう。また、石けんでのこまめな手洗いや咳エチケットが予防に効果的です。