腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう。(6月23日〜6月29日)
腸管出血性大腸菌感染症は、感染しても症状が出ない場合もありますが、発症すると腹痛、激しい下痢や嘔吐、血便、発熱などの症状を引き起こします。特に、抵抗力の低い子どもや高齢者は、意識障害を伴う溶血性尿毒症症候群(HUS)という重い合併症を発症する場合もあるため注意が必要です。
原因菌に汚染された食品を食べたり、手を介して口に入ったりすることにより感染します。少ない菌量でも感染し、集団感染が起きやすいため予防が大切です。
原因菌には加熱や消毒薬が効果的です。生肉を扱った後の器具の洗浄や消毒、十分な加熱調理を心がけ、調理や食事の前、おむつ交換やトイレの後には石けんを用いて丁寧に手を洗うなど予防に努めましょう。