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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2012年第12号

第14巻第12号[宮崎県第12週(3/19〜3/25)全国第11週(3/12〜3/18)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第12週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は1,253人(定点あたり31.2)で、前週比104%と横ばいであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

前週に比べ増加した主な疾患は流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

【流行性耳下腺炎】

  • 報告数は72人(2.0)で前週比185%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(1.5)の約1.3倍である。中央(10.0)・高鍋(7.8)保健所からの報告が多く、年齢別では3歳から5歳で全体の約6割を占めた。

【インフルエンザ】

  • 報告数は506人(8.6)で前週比84%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値(19.1)の約半数である。小林(14.8)・都城(12.0)保健所からの報告が多い。年齢群別割合を図に示す。

※インフルエンザは、平成24年2月2日に流行警報を発令しましたが、第12週において県全体で終息基準値10を下回った(8.6)ので、警報を解除します。ただし地域によっては終息基準値10を下回っていないため引き続き注意が必要です。

【基幹定点からの報告】

  • 細菌性髄膜炎
    都城(1人)保健所から報告された。患者は70歳代で、病原体はS.maltophilia であった。
  • 無菌性髄膜炎
    延岡(1人)保健所から報告された。患者は6ヶ月で、病原体は不明。
  • マイコプラズマ肺炎
    延岡(1人)保健所から報告された。患者は3歳で、病原体はMycoplasma pneumoniae
  • クラミジア肺炎
    高鍋(1人)保健所から報告された。患者は6歳で、病原体はChlamydophila pneumoniae
保健所別流行警報開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核3例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜12週)

( )内は今週届出分、再掲

全国第11週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は30.9で、前週比86%と減少した。今週大きく増加した主な疾患はなく、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

ンフルエンザの報告数は81,750人(16.7)で、前週比79%と減少した。福島県(37.9)、山形県(36.3)、新潟県(30.6)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の31%、6歳から9歳が33%、10歳から14歳が19%、15歳から19歳が3%、20歳から59歳が12%、60歳以上が2%を占めた。

全数把握対象疾患


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