所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2012年第14号

第14巻第14号[宮崎県第14週(4/2〜4/8)全国第13週(3/26〜4/1)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第14週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は1,100人(定点あたり27.8)で、前週比100%と横ばいであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

前週に比べ増加した主な疾患は水痘と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

【水痘】

  • 報告数は129人(3.6)で前週比157%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(3.8)の約9割である。小林(6.3)、都城・日南(各6.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳で全体の約7割を占めた。

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は444人(12.3)で前週比129%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(15.6)の約8割である。小林(22.0)、延岡(20.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳で全体の約4割を占めた。

基幹定点からの報告
  • 細菌性髄膜炎
    宮崎市(1人)保健所から報告された。患者は5歳。
  • 無菌性髄膜炎
    宮崎市(1人)保健所から報告された。患者は5歳で、病原体は不明。
  • マイコプラズマ肺炎
    宮崎市・都城(各1人)保健所から報告された。患者は2歳と4歳で、病原体はMycoplasma pneumoniae
流行警報開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核5例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    ウイルス性肝炎1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜14週)

( )内は今週届出分、再掲

全国第13週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は23.1で、前週比85%と減少した。今週大きく増加した疾患はなく、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

インフルエンザの報告数は49,997人(10.2)で、前週比71%と減少した。福井県(25.1)、福島県(23.8)、山形県(19.0)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の32%、6歳から9歳が28%、10歳から14歳が16%、15歳から19歳が3%、20歳から59歳が18%、60歳以上が3%を占めた。
全数把握対象疾患


PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930