第14巻第16号[宮崎県第16週(4/16〜4/22)全国第15週(4/9〜4/15)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
定点医療機関からの報告総数は1,413人(定点あたり36.3)で、前週比109%と増加した。
前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎であった。
【感染性胃腸炎】
- 報告数は612人(17.0)で前週比111%と3週連続で増加した。例年同時期の定点あたり平均値(15.1)の約1.1倍である。小林(40.0)、都城(23.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。
【インフルエンザ】
- 報告数は453人(7.7)で前週比116%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(8.2)の約9割である。都城(19.1)、小林(11.6)保健所からの報告が多い。年齢群別報告数の割合を(図1)に示す。
定点医療機関あたりの患者報告総数は21.1で、前週比111%と増加した。今週増加した主な疾患は感染性胃腸炎とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。
感染性胃腸炎の報告数は30,253人(9.6)で、前週比129%と増加した。山形県(17.1)、愛媛県(16.9)、大分県(15.8)からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約半数を占めた。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は5,613人(1.8)で、前週比120%と増加した。富山県(5.0)、鳥取県(4.3)、大分県(3.9)からの報告が多く、年齢別では3歳から7歳が全体の約6割を占めた。