第14巻第21号[宮崎県第21週(5/21〜5/27)全国第20週(5/14〜5/20)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
定点医療機関からの報告総数は902人(定点あたり25.8)で、前週比103%と横ばいであった。
前週に比べ増加した主な疾患は水痘と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。
【水痘】
- 報告数は79人(2.2)で前週比120%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(3.3)の約7割である。日南(5.0)、延岡(4.3)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から5歳が全体の約8割を占めた。
【感染性胃腸炎】
- 報告数は470人(13.1)で前週比111%と3週続けて増加した。例年同時期の定点あたり平均値(9.6)の約1.4倍である。小林(23.7)、日南(23.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳で全体の約半数を占めた。
定点医療機関あたりの患者報告総数は16.6で、前週比103%と横ばいであった。今週増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと水痘であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は8,073人(2.6)で、前週比123%と増加した。富山県(5.2)、大分県(4.9)、宮崎県(4.1)からの報告が多く、年齢別では3歳から6歳が全体の約半数を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は27,434人(8.7)で、前週比111%と増加した。香川県(16.9)、福井県(15.8)、富山県(14.9)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。