所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2012年第29号

第14巻第29号[宮崎県第29週(7/16〜7/22)全国第28週(7/9〜7/15)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第29週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は953人(定点あたり27.8)で、前週比115%と増加した。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

前週に比べ増加した主な疾患はへルパンギーナで、減少した主な疾患は咽頭結膜熱であった。

【手足口病】

  • 報告数は45人(1.3)で前週比161%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(6.1)の約2割と少ない。日向(6.5)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳で全体の約8割を占めた。

【ヘルパンギーナ】

  • 報告数は293人(8.1)で前週比76%と減少したが、引き続き流行警報レベル開始基準値(6.0)を超えている。例年同時期の定点あたり平均値(5.6)の約1.5倍である。延岡(18.0)、日南(14.3)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳で全体の約8割を占めた。

基幹定点からの報告
  • マイコプラズマ肺炎
    延岡・日南・高鍋(各1人)保健所から報告された。患者は2歳が2人、10歳代前半が1人で、病原体はMycoplasma pneumoniae
流行警報開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核8例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症2例。
  • 4類感染症
    つつが虫病1例、日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症
    報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜29週)

( )内は今週届出分、再掲

全国第28週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は16.5で、前週比104%と横ばいであった。今週増加した主な疾患はヘルパンギーナ、手足口病、インフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

ヘルパンギーナの報告数は13,790人(4.4)で、前週比144%と増加した。宮崎県(10.8)、群馬県(8.9)、埼玉県(8.3)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約8割を占めた。

手足口病の報告数は2,909人(0.93)で、前週比139%と増加した。福井県(9.9)、新潟県(7.2)、青森県(5.7)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約7割を占めた。

インフルエンザの報告数は1,062人(0.22)で、前週比147%と増加した。沖縄県(15.1)、鹿児島県(0.94)からの報告が多い。年齢別では5歳以下が全体の15%、6歳から9歳が10%、10歳から14歳が11%、15歳から19歳が5%、20歳から59歳が41%、60歳以上が18%を占めた。

全数把握対象疾患(全国第28週)


PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930