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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2012年第40号

第14巻第40号[宮崎県第40週(10/1〜10/7)全国第39週(9/24〜9/30)

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第40週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は586人(定点あたり18.6)で、前週比78%と減少した。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

前週に比べ大きく増加した疾患はなかった。減少した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病であった。

【RSウイルス感染症】

  • 報告数は148人(4.2)で前週比69%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値(1.7)の約2.4倍である。延岡(7.5)、日南(7.0)保健所からの報告が多く、年齢別では2歳以下が全体の約9割を占めた。

【手足口病】

  • 報告数は109人(3.1)で前週比60%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値(0.89)の約3.5倍である。小林(4.7)、宮崎市(4.3)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳が全体の約9割を占めた。

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:都城・延岡(各1人)保健所から報告された。患者はどちらも10歳代で、原因となった病原体は、1人はMycoplasma pneumoniae、1人は病原体不明。
  • マイコプラズマ肺炎:日南(1人)保健所から報告された。患者は10歳代。
流行警報レベル開始基準値超過疾患

流行警報レベル開始基準値を超えた疾患はなかった。

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核7例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症
    日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症
    アメーバ赤痢1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜40週)

( )内は今週届出分、再掲

全国第39週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は10.8で、前週比114%と増加した。今週増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎とRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はヘルパンギーナとインフルエンザであった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は2,950人(0.94)で、前週比134%と増加した。北海道・福井県・山口県(各1.9)からの報告が多く、年齢別では4歳から6歳が全体の約4割を占めた。

RSウイルス感染症の報告数は4,706人(1.5)で、前週比131%と増加した。宮崎県(6.2)、佐賀県(5.1)、福岡県(4.1)からの報告が多く、年齢別では2歳以下が全体の約9割を占めた。

全数把握対象疾患(全国第39週)

  • 風しん:東京都(21例)からの報告が多い。

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