第14巻第44号[宮崎県第44週(10/29〜11/4)全国第43週(10/22〜10/28)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
定点医療機関からの報告総数は717人(定点あたり22.2)で、前週比112%と増加した。
前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と流行性角結膜炎で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病であった。
【感染性胃腸炎】
- 報告数は361人(10.0)で前週比144%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(8.6)の約1.2倍である。日南(33.0)、都城(18.8)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳と2歳が全体の約4割を占めた。
定点医療機関あたりの患者報告総数は11.6で、前週比111%と増加した。今週増加した主な疾患は水痘と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎であった。
水痘の報告数は2,280人(0.72)で、前週比144%と増加した。山形県(2.0)、佐賀県(1.8)、宮城県(1.5)からの報告が多く、年齢別では1歳から5歳が全体の約8割を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は14,601人(4.6)で、前週比124%と増加した。福岡県(11.0)、兵庫県(10.9)、石川県(8.2)からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。