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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2013年第51号、2014年第1号

第15巻第52号[宮崎県平成25年第52週(12/23〜12/29)全国第51週(12/16〜12/22)]
第16巻第1号[宮崎県平成26年第1週(12/30〜1/5)全国平成25年第52週(12/23〜12/29)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成25年第52週、平成26年第1週の発生動向

風しん(全数把握対象)の報告が日南保健所から1例あり、52週までの累積報告数は25例となった。患者は30歳代でワクチン接種歴は不明。

【第52週】
定点医療機関からの報告総数は994人(定点あたり29.4)で、前週比82%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

【第1週】
定点医療機関からの報告総数は718人(定点あたり19.5)で、前週比66%と減少した(年末年始の休診含む)。
前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は208人(3.5)で前週比245%と増加した。52週に流行開始の目安となる定点あたり1.0を超えた。小林(9.2)、都城(7.7)保健所からの報告が多く、急増している地域では特に注意が必要である。年齢別では5歳以下が全体の25%、6-9歳が15%、10-14歳が8%、15-19歳が5%、20歳代から50歳代が39%、60歳以上が8%を占めた。

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は266人(7.4)で前週50%と減少し、 流行警報レベル終息基準値12.0を下回ったが、年 末年始の休診の影響もあるため、今後再び増加する ことも考えられるので、しばらく注意が必要である。 日南(16.3)保健所からの報告が多く、年齢別では 1歳から5歳が全体の約6割を占めた。

基礎幹定点からの報告
【52週】
  • 無菌性髄膜炎:都城保健所管内から2人報告された。患者は10歳代と80歳代で、原因病原体はいずれもNorovirus genogroup unkwown。
【1週】
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):高鍋保健所管内から4人報告された。患者は30歳代が2人、40歳代が1人、60歳代が1人であった。いずれも群別不明。
流行警報レベル開始基準値超過疾患

【52週】

【1週】
流行警報レベル開始基準値を超えた疾患はなかった。

全数把握対象疾患

【平成25年52週】
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核5例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    つつが虫病1例。
  • 5類感染症
    侵襲性肺炎球菌感染症1例、風しん1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜52週)

( )内は今週届出分、再掲

【平成26年1週】
 1類感染症〜5類感染症:いずれも報告なし。

全国の発生動向

【平成25年第51週】
定点医療機関あたりの患者報告総数は28.4で、前週比111%と増加した。増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。

【平成25年第52週】
定点医療機関あたりの患者報告総数は23.4で、前週比83%と減少した。今週増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザの報告数は9,307人(1.9)で、前週比137%と増加した。鹿児島県(5.9)、長崎県(5.3)、高知県(5.0)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が25%、6〜9歳が23%、10〜14歳が17%、15〜19歳が4%、20歳以上が31%を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は43,431人(13.9)で、前週比77%と減少した。埼玉県(21.3)、茨城県(21.0)、東京都(20.9)からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳で全体の約4割を占めた。

全数把握対象疾患

【第51週(全国)】

【第52週(全国)】

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