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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2016年第31号

第18巻31号[宮崎県第31週(8/1〜8/7)全国第30週(7/25〜7/31)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第31週の発生動向

全数報告の感染症(31週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核5例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:後天性免疫不全症候群1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2016年第1週〜31週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は652人(定点当たり20.2)で、前週比93%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と水痘で、減少した主な疾患はヘルパンギーナと流行性耳下腺炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【ヘルパンギーナ】
報告数は105人(2.9)で、前週比66%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.7)の約0.6倍であった。日南(6.7)、都城(4.7)、日向(3.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約6割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
報告数は86人(2.4)で、前週比82%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.74)の約3.2倍であった。小林(8.3)、日向(6.3)、延岡、高千穂(各4.0)保健所からの報告が多く、年齢別は別グラフに示す。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:高鍋(2例)、延岡、日向(各1例)保健所から報告があった。0〜4歳が3例、5〜9歳が1例であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2016年第30週の発生動向

全数報告の感染症(全国第30週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比107%と増加した。前週と比較して増加した主な疾患はヘルパンギーナと流行性耳下腺炎であった。減少した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘であった。

流行性耳下腺炎の報告数は4,128人(1.3)で前週比107%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.52)の約2.5倍であった。宮崎県(2.9)、新潟県(2.7)、富山県、鹿児島県(各2.6)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約半数を占めた。

マイコプラズマ肺炎の報告数は470人(1.0)で前週比127%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.50)の2.0倍であった。岐阜県(4.0)、福岡県(2.5)、宮崎県(2.1)からの報告が多く、年齢別では10歳未満が全体の約6割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値


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