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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2016年第41号

第18巻41号[宮崎県第41週(10/10〜10/16)全国第40週(10/3〜10/9)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第41週の発生動向

全数報告の感染症(41週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核4例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:アメーバ赤痢1例、カルバペネム耐性腸内細菌感染症3例、侵襲性肺炎球菌感染症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2016年第1週〜41週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は635人(定点当たり20.9)で、前週比81%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【RSウイルス感染症】
報告数は104人(2.9)で、前週比95%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.5)の約1.2倍であった。日向(9.8)、延岡(9.0)保健所からの報告が多く、年齢別は1歳以下が全体の約9割を占めた。

【手足口病】
報告数は128人(3.6)で、前週比80%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約2.0倍であった。日向(6.3)、宮崎市(5.9)、日南(5.3)保健所からの報告が多く、年齢別は別グラフに示す。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:延岡保健所から報告があった。5〜9歳が1例であった。
○マイコプラズマ肺炎:宮崎市(2例)、延岡、高鍋、日向(各1例)保健所から報告があった。0〜4歳が4例、10歳代が1例であった。
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):宮崎市保健所から報告があった。0〜4歳が1例であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2016年第40週の発生動向

全数報告の感染症(全国第40週)

麻しんの報告数は5例で前週比約0.8倍と減少した。東京都(2例)、愛知県、大阪府(各1例)、九州地方からは熊本県(1例)より報告があった。年齢別では1〜4歳から2例、30歳代、40歳代、50歳代から各1例ずつ報告があった。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比108%と増加した。前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症であった。減少した主な疾患は伝染性紅斑と流行性耳下腺炎であった。

RSウイルス感染症の報告数は7,273人(2.3)で前週比134%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.98)の約2.4倍であった。山形県(7.1)、石川県(5.6)、新潟県(5.0)からの報告が多く、年齢別では1歳以下が全体の約7割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

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