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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2016年第43号

第18巻43号[宮崎県第43週(10/24〜10/30)全国第42週(10/17〜10/23)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第43週の発生動向

全数報告の感染症(43週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:報告なし。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:チクングニア熱1例、日本紅斑熱2例。
  • 5類感染症:破傷風1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2016年第1週〜43週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は722人(定点当たり22.4)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病で、減少した主な疾患は伝染性紅斑と流行性耳下腺炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【感染性胃腸炎】
報告数は307人(8.5)で、前週比127%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(8.3)の約1.0倍であった。小林(26.0)、日南(19.0)、都城(10.0)保健所からの報告が多く、年齢別は別グラフに示す。

【手足口病】
報告数は167人(4.6)で、前週比126%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約2.7倍であった。日南(9.7)、中央(8.0)、宮崎市(7.7)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜2歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:延岡、高鍋(各1例)保健所から報告があった。0〜4歳が1例、5〜9歳が1例であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2016年第42週の発生動向

全数報告の感染症(全国第42週)

麻しんの報告数は5例で前週比1.0倍と横ばいであった。愛知県(2例)、千葉県、長野県、大阪府(各1例)から報告があり、九州地方からの報告はなかった。年齢別では20歳代から2例、0〜4歳、10歳代、30歳代から各1例ずつ報告があった。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比117%と増加した。前週と比較して増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。減少した主な疾患はRSウイルス感染症とヘルパンギーナであった。

流行性耳下腺炎の報告数は4,007人(1.3)で前週比135%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.43)の約3.0倍であった。富山県(4.0)、新潟県(3.8)、大阪府、徳島県、熊本県、鹿児島県(2.6)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

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