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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2017年第49号

第19巻49号[宮崎県第49週(12/4〜12/10)全国第48週(11/27〜12/3)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第49週の発生動向

全数報告の感染症(49週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核7例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病3例。
  • 5類感染症:報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2017年第1週〜49週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,059人(定点当たり27.9)で、前週比105%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と水痘である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【感染性胃腸炎】
報告数は358人(9.9)で、前週比114%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(20.9)の約0.5倍である。日南(17.3)、高千穂(17.0)、都城(11.5)保健所からの報告が多く、年齢別は6ヶ月〜3歳が全体の約半数を占めた。

【咽頭結膜熱】
報告数は81人(2.3)で、前週比105%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.1)の約2.1倍である。中央(10.0)、小林(7.0)、都城(3.8)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜3歳が全体の約6割を占めた。

【インフルエンザ】
報告数は347人(5.9)で、前週比107%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(0.52)の約11倍である。日南(18.0)保健所からの報告が多く、年齢別は5〜9歳が全体の約4割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:日南保健所から1例報告があり、1〜4歳であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2017年第48週の発生動向

全数報告の感染症(全国第48週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比122%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナである。

インフルエンザの報告数は12,785人(2.6)で前週比176%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.1)の約2.3倍である。長崎県(6.2)、沖縄県(6.0)、宮崎県(5.5)からの報告が多く、年齢別では5〜9歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は21,980人(6.9)で前週比127%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(11.8)の約0.6倍である。愛媛県(12.6)、大分県(11.8)、埼玉県(11.6)からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約半数を占めた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は9,116人(2.9)で前週比118%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(2.3)の約1.3倍である。鳥取県(6.3)、北海道(5.4)、山形県(5.3)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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