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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2023年第33号

第25巻第33号 [宮崎県第33週 (8/14〜8/20) 全国第32週(8/7〜8/13)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和5年第33週の発生動向

全数報告の感染症(33週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:報告なし。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:レジオネラ症1例。
  • 5類感染症:梅毒2例。

 

全数把握対象疾患累積報告数(2023年 第1週〜第33週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は1,507人(定点当たり30.3)で、前週比92%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザ、手足口病及びヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【新型コロナウイルス感染症】

報告数は999人(17.2)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。延岡(37.3)、日向(23.5)、高千穂(20.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【インフルエンザ】

報告数は174人(3.0)で、前週比72%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.03)の約93.8倍であった。日南(5.2)、高千穂(5.0)、日向(5.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【手足口病】

報告数は73人(2.0)で、前週比78%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.2)の約1.7倍であった。中央(6.0)、延岡(4.0)、日向(3.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約8割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

新型コロナウイルスゲノム解析結果情報(衛生環境研究所微生物部)

XBB系統は第33週で約85%を占め、そのうちXBB.1.16系統が約38%、EG.5.1(XBB.1.9.2系統)が約15%を占めた。
「X」で始まる名前は遺伝子組換えで発生した系統に付けられる。
XBBはBJ.1(BA.2.10.1系統)/BM.1.1.1(BA.2.75.3系統)の組換え株である。
ゲノム解析は概ね前週の検体を用いて実施している。なお、解析検体数が多くない場合は割合の変動が大きくなる。
衛生環境研究所においては、県内医療機関の協力のもと、新型コロナウイルスのPCR陽性となった検体を毎週収集し、ゲノム解析を実施している。

全国2023年第32週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比81%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はインフルエンザ、RSウイルス感染症、手足口病及びヘルパンギーナであった。

インフルエンザの報告数は5,082人(1.1)で前週比74%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.06)の約18.9倍であった。大分県(4.6)、宮崎県(4.2)、鹿児島県(3.8)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約7割を占めた。

新型コロナウイルス感染症の報告数は67,070人(14.2)で前週比90%と減少した。佐賀県(24.6)、石川県(21.1)、鳥取県(20.8)からの報告が多く、年齢群別では20歳未満が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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