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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2024年第13号

第26巻第13号 [宮崎県第13週 (3/25〜3/31) 全国第12週(3/18〜3/24)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和6年第13週の発生動向

全数報告の感染症(13週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:レジオネラ症1例。
  • 5類感染症:水痘(入院例)1例。

 

全数把握対象疾患累積報告数(2024年 第1週〜第13週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は1,442人(定点当たり31.5)で、前週比95%と横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は新型コロナウイルス感染症で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【新型コロナウイルス感染症】

報告数は399人(6.9)で、前週比110%と増加した。中央(18.0)、高千穂(10.5)、延岡(9.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約4割を占めた。

【インフルエンザ】

報告数は548人(9.45)で、前週比80%と減少した。
例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約7.2倍であった。日南(19.2)、中央(16.5)、日向(11.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約9割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は176人(4.9)で、前週比87%と減少した。
例年同時期の定点当たり平均値*(1.6)の約3倍であった。
宮崎市(8.3)、延岡(8.0)保健所からの報告が多かった。
年齢群別は4歳から6歳が全体の約4割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和6年4月1日までに検出)

細菌

○3名からサルモネラ属菌が分離された。サルモネラ属菌によって起こるサルモネラ症は、下痢・腹痛・嘔吐・発熱が主症状であるが、小児や高齢者等の免疫力の低い人では重症化する可能性がある。サルモネラ症は経口感染するため、調理・食事の前の手洗い、食肉の十分な加熱等により予防できる。気温の上昇とともに、患者数が増加することから、衛生管理等には十分注意する必要がある。

ウイルス


全国2024年第12週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比83%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はインフルエンザ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。

インフルエンザの報告数は69,510人(14.1)で前週比82%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.9)の約7.5倍であった。新潟県(29.1)、富山県(29.0)、山形県(27.6)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約8割を占めた。

新型コロナウイルス感染症の報告数は25,727人(5.2)で前週比85%と減少した。秋田県(10.1)、宮城県(9.6)、岩手県(9.5)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

新型コロナウイルス感染症情報《県内第13週、全国第12週(再掲)》

県内第13週新型コロナウイルス感染症発生動向

3月25日〜3月31日までの1週間で399人(6.9)の報告があった。前週比110%と増加し、中央(18.0)、高千穂(10.5)、延岡(9.7)保健所管内からの報告が多かった。

全国第12週新型コロナウイルス感染症発生動向

3月18日〜3月24日までの1週間で25,727人(5.2)の報告があった。前週比85%と減少し、秋田県(10.1)、宮城県(9.6)、岩手県(9.5)からの報告が多かった。年齢群別では15歳未満が全体の約3割を占めた。

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