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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2026年13号

第28巻第13号 [宮崎県第13週(3/23〜3/29) 全国第12週(3/16〜3/22)]


宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和8年第13週(ARIのみ第12週)の発生動向

トピックス
  • 麻しん(全数把握対象疾患)
    宮崎市保健所管内から報告があった。患者は20歳代女性で、海外渡航歴はなく、ワクチン接種歴はあった。麻しんが報告されたのは2019年以来である。
全数報告の感染症(13週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核4例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症2例。
  • 4類感染症:日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症:播種性クリプトコックス症1例、百日咳6例、麻しん1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第13週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は409人(定点当たり24.0)で、前週比99%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した疾患はRSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。
また、第12週の急性呼吸器感染症の報告総数は1,128人(定点当たり40.3)で、前週比93%と減少した。

【インフルエンザ】

報告数132人(4.7)で、前週比68%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(7.1)の約0.7倍であった。年齢群別は15歳未満が全体の約7割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は128人(8.5)で、前週比99%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(9.2)の約0.9倍であった。年齢群別は1歳から2歳が全体の約2割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は54人(3.6)で、前週比117%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.3)の約1.6倍であった。年齢群別は4歳から6歳が全体の約3割を占めた。

*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
報告なし
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)

急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI) 
(2026年第12週:3月16日〜3月22日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。

※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上

(細菌・ウイルスについては2026年3月30日までに検出分)

細菌

○女児から百日咳菌が検出された。遺伝子検査を実施したところ、マクロライド耐性遺伝子変異を認めた。百日咳は飛沫感染による感染性の強い呼吸器疾患で、特に6か月齢未満の乳児は無呼吸発作など重篤な症状を呈し、死亡するケースもある。

ウイルス

※ ARI病原体定点から検出されたウイルスのうち、分離されたウイルスも再掲

全国2026年第12週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比87%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はインフルエンザ、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比89%と減少した。

インフルエンザの報告数は37,043人(9.8)で前週比84%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(7.1)の約1.4倍であった。北海道(21.6)、石川県(21.4)、長野県(20.6)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約7割を占めた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は6,049人(2.6)で前週比89%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.4)の約1.1倍であった。北海道(6.8)、愛媛県(6.8)、鳥取県(6.1)からの報告が多く、年齢群別では4歳から6歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は12,759人(5.5)で前週比88%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.7)の約1.0倍であった。石川県(9.5)、愛媛県(9.4)、群馬県(9.3)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約2割を占めた。

* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

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