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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2026年20号

第28巻第20号 [宮崎県第20週(5/11〜5/17) 全国第19週(5/4〜5/10)]


宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和8年第20週(ARIのみ第19週)の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)
    宮崎市、日南保健所管内から報告があった。患者は80歳代の女性と60歳代の男性で、いずれも刺し口があった。
    県内での報告は、累計127例となった。

全数報告の感染症(20週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症3例。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群2例。
  • 5類感染症:後天性免疫不全症候群1例、梅毒2例、百日咳2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第20週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は476人(定点当たり32.1)で、前週比159%と増加した。なお、前週に比べ増加した疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。
また、第19週の急性呼吸器感染症の報告総数は768人(定点当たり27.4)で、前週比64%と減少した(連休含む)。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は63人(4.2)で、前週比129%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.9)の約1.4倍であった。年齢群別は4歳から8歳が全体の約6割を占めた。

【手足口病】

報告数は185人(12.3)で、前週比138%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.2)の約3.0倍であった。年齢群別は6ヵ月から2歳が全体の約9割を占めた。

【ヘルパンギーナ】

報告数は29人(1.9)で、前週比483%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.97)の約2.0倍であった。年齢群別は6ヵ月から3歳が全体の約9割を占めた。

*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
○マイコプラズマ肺炎:報告数は1例(定点当たり0.14)で、日向保健所から報告があった。年齢は5〜9歳であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)

急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI) 
(2026年第18週:4月27日〜5月3日搬入分)

(2026年第19週:5月4日〜5月10日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。

※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 上記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上

全国2026年第19週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比63%と減少した(連休含む)。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎であった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比63%と減少した。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は3,637人(1.6)で前週比50%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.4)の約0.7倍であった。愛媛県(3.9)、奈良県(3.4)、宮崎県(3.3)からの報告が多く、年齢群別では4歳から5歳が全体の約2割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は6,970人(3.1)で前週比63%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.7)の約0.5倍であった。島根県(5.1)、群馬県(5.0)、長野県(4.9)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約2割を占めた。

* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

月報告対象疾患の発生動向 <2026年4月>

性感染症

【宮崎県】 定点医療機関総数:13
定点医療機関からの報告総数は34人(2.6)で、前月比100%と横ばいであった。また、昨年4月(2.6)と同率であった。

《疾患別》

  • 性器クラミジア感染症:報告数17人(1.3)で、前月の約0.9倍、昨年4月の約0.8倍であった。20歳代が全体の約6割を占めた。(男性6人・女性11人)
  • 性器ヘルペスウイルス感染症:報告数8人(0.62)で、前月と同率で、昨年4月の約1.6倍であった。(女性8人)
  • 尖圭コンジローマ:報告数4人(0.31)で、前月の約1.3倍、昨年4月の約2.0倍であった。(女性4人)
  • 淋菌感染症:報告数5人(0.38)で、前月及び昨年4月と同率であった。(男性2人・女性3人)

【全国】
定点医療機関からの報告総数は4,033人(4.3)で、前月比96%とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,102人(2.2)で前月比94%、性器ヘルペスウイルス感染症869人(0.92)で前月比93%、尖圭コンジローマ447人(0.47)で前月比100%、淋菌感染症615人(0.65)で前月比102%であった。

薬剤耐性菌

【宮崎県】 定点医療機関総数:7
定点医療機関からの報告総数は14人(2.0)で、前月比67%と減少した。また、昨年4月(2.9)の約0.7倍であった。

《疾患別》

  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:報告数14人(2.0)で、前月及び昨年4月の約0.7倍であった。70歳以上が全体の約9割を占めた。
  • ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:報告なし。
  • 薬剤耐性緑膿菌感染症 :報告なし。 (4月1日から4月5日までの報告)

【全国】
定点医療機関からの報告総数は1,161人(2.5)で、前月比93%と減少した。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,132人(2.4)で前月比93%、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症28人(0.06)で前月比100%、薬剤耐性緑膿菌感染症※1人であった。

※令和8年4月6日から、「薬剤耐性緑膿菌感染症」を全数把握対象疾患とし、
あわせて名称が「多剤耐性緑膿菌感染症」に変更となりました。

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