
宮崎県感染症発生動向調査2026年30号
第28巻第30号 [宮崎県第30週(7/20〜7/26) 全国第29週(7/13〜7/19)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和8年第30週(ARIのみ第29週)の発生動向
全数報告の感染症(30週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核2例。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症5例。
- 4類感染症:レジオネラ症2例。
- 5類感染症:アメーバ赤痢1例、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例、梅毒3例、百日咳4例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第30週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は324人(定点当たり20.0)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は新型コロナウイルス感染症、手足口病であった。
また、第29週の急性呼吸器感染症の報告総数は1,164人(定点当たり41.6)で、前週比103%とほぼ横ばいであった。
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は106人(3.8)で、前週比56%と減少した。年齢群別は15歳未満が全体の約8割を占めた。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は31人(2.1)で、前週比163%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.6)の約1.3倍であった。年齢群別は4歳から6歳が全体の約半数を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は119人(7.9)で、前週比131%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.0)の約1.3倍であった。年齢群別は1歳から3歳が全体の約4割を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
○無菌性髄膜炎:報告数は1例(定点当たり0.14)で、延岡保健所から報告があった。年齢は0〜4歳であった。
○マイコプラズマ肺炎:報告数は2例(定点当たり0.29)で、宮崎市保健所から報告があった。年齢は0〜4歳が1例、5〜9歳が1例であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)
急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)
(2026年第29週:7月13日〜7月19日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。
※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上
新型コロナウイルスゲノム解析結果情報(衛生環境研究所微生物部)

○ 第20-28 週はBA.3.2系統が100%であった。
※ 衛生環境研究所においては、宮崎県感染症発生動向調査事業実施要綱に基づき、急性呼吸器感染症(ARI)の病原体定点から提出された検体を用いて新型コロナウイルスのゲノム解析を実施している。
なお、解析検体数が多くない場合は割合の変動が大きくなる。
全国2026年第29週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比101%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は新型コロナウイルス感染症で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎であった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比99%とほぼ横ばいであった。
新型コロナウイルス感染症の報告数は7,921人(2.1)で前週比113%と増加した。佐賀県(12.7)、愛媛県(10.7)、大分県(10.3)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約8割を占めた。
手足口病の報告数は21,078人(9.4)で前週比103%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(6.7)の約1.4倍であった。埼玉県(17.9)、愛媛県(17.3)、神奈川県(14.5)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から2歳が全体の約8割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
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