
宮崎県感染症発生動向調査2026年33号
第28巻第33号 [宮崎県第33週(8/10〜8/16) 全国第32週(8/3〜8/9)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和8年第33週(ARIのみ第32週)の発生動向
全数報告の感染症(33週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核1例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:レジオネラ症1例。
- 5類感染症:侵襲性インフルエンザ菌感染症1例、百日咳2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第33週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は201人(定点当たり13.0)で、前週比88%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、流行性角結膜炎で、減少した主な疾患は新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎であった。
また、第32週の急性呼吸器感染症の報告総数は944人(定点当たり33.7)で、前週比93%と減少した。
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は41人(1.5)で、前週比59%と減少した。年齢群別は15歳未満が全体の約7割を占めた。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は17人(1.1)で、前週比63%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約0.9倍であった。年齢群別は5歳から7歳が全体の約7割を占めた。
【流行性角結膜炎】
報告数は16人(2.7)で、前週比145%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.7)の約1.0倍であった。年齢群別は40歳代から50歳代が全体の半数を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
○マイコプラズマ肺炎:報告数は1例(定点当たり0.14)で、宮崎市保健所から報告があった。年齢は10〜14歳であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)
急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)
(2026年第32週:8月3日〜8月9日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。
※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上
(細菌・ウイルスについては2026年8月17日までに検出分)
細菌

○成人、乳幼児及び児童から腸管出血性大腸菌が検出された。腸管出血性大腸菌感染症は経口感染し、少ない菌量でも家族や保育園等の集団で感染が広がることがあるため、食材の加熱や洗浄、調理器具の消毒、手洗い等を徹底する必要がある。腸管出血性大腸菌感染症は初夏から初秋にかけて多発するため注意が必要である。
ウイルス
全国2026年第32週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比92%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症で、減少した主な疾患は手足口病、ヘルパンギーナであった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比98%とほぼ横ばいであった。
新型コロナウイルス感染症の報告数は6,578人(1.8)で前週比105%と増加した。島根県(7.1)、山口県(6.2)、愛媛県(5.2)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約7割を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は7,674人(3.5)で前週比101%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(3.1)の約1.1倍であった。石川県(7.0)、福井県(6.7)、大分県(6.1)、宮崎県(6.1)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。
手足口病の報告数は10,403人(4.7)で前週比78%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.9)の約1.0倍であった。岩手県(15.4)、山形県(12.1)、宮城県(10.5)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から2歳が全体の約8割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
月報告対象疾患の発生動向 <2026年7月>
性感染症
【宮崎県】 定点医療機関総数:13
定点医療機関からの報告総数は32人(2.5)で、前月比89%と減少した。また、昨年7月(2.6)の約0.9倍であった。
《疾患別》
- 性器クラミジア感染症:報告数18人(1.4)で、前月の約1.1倍、昨年7月の約0.8倍であった。20歳代が全体の半数を占めた。(男性5人・女性13人)
- 性器ヘルペスウイルス感染症:報告数7人(0.54)で、前月の約0.5倍、昨年7月の約0.8倍であった。(男性1人・女性6人)
- 尖圭コンジローマ:報告数2人(0.15)で、前月と同率であった。(男性1人・女性1人、昨年報告なし)
- 淋菌感染症:報告数5人(0.38)で、前月の約1.3倍、昨年7月の約1.7倍であった。(男性3人・女性2人)

【全国】
定点医療機関からの報告総数は4,574人(4.7)で、前月比101%とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,358人(2.4)で前月比100%、性器ヘルペスウイルス感染症1,024人(1.1)で前月比100%、尖圭コンジローマ537人(0.55)で前月比98%、淋菌感染症655人(0.67)で前月比106%であった。
薬剤耐性菌
【宮崎県】 定点医療機関総数:7
定点医療機関からの報告総数は20人(2.9)で、前月比125%と増加した。また、昨年7月(2.0)の約1.4倍であった。
《疾患別》
- メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:報告数20人(2.9)で、前月の約1.3倍、昨年7月の約1.4倍であった。70歳以上が全体の7割を占めた。
- ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:報告なし。
【全国】
定点医療機関からの報告総数は1,310人(2.7)で、前月比101%とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,271人(2.7)で前月比101%、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症39人(0.08)で前月比114%であった。
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