
宮崎県感染症発生動向調査2026年27号
第28巻第27号 [宮崎県第27週(6/29〜7/5) 全国第26週(6/22〜6/28)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和8年第27週(ARIのみ第26週)の発生動向
全数報告の感染症(27週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核2例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:レジオネラ症1例。
- 5類感染症:後天性免疫不全症候群1例、梅毒1例、百日咳2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第27週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は468人(定点当たり25.3)で、前週比105%と増加した。なお、前週に比べ増加した疾患はRSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性角結膜炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎、手足口病であった。
また、第26週の急性呼吸器感染症の報告総数は1,251人(定点当たり44.7)で、前週比106%と増加した。
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は254人(9.1)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。年齢群別は15歳未満が全体の約8割を占めた。
【RSウイルス感染症】
報告数は16人(1.1)で、前週比107%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.51)の約2.1倍であった。年齢群別は3歳以下が全体の約9割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は37人(2.5)で、前週比123%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.5)の約1.0倍であった。年齢群別は5歳から9歳が全体の約6割を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
○マイコプラズマ肺炎:報告数は2例(定点当たり0.29)で、宮崎市保健所から報告があった。年齢は5〜9歳が1例、10〜14歳が1例であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)
急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)
(2026年第26週:6月22日〜6月28日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。
※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上
(細菌・ウイルスについては2026年7月6日までに検出分)
細菌

○90代男性及び70代女性からMDRP(多剤耐性緑膿菌)が検出された。1名の方からカルバペネマーゼ産生性が示唆されたので、遺伝子検査を実施したところ、IMP-1が認められた。カルバペネマーゼ遺伝子は菌種間で水平伝播する可能性があるため、適切な感染対策が重要である。
ウイルス
全国2026年第26週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比108%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は新型コロナウイルス感染症、手足口病、ヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比98%とほぼ横ばいであった。
新型コロナウイルス感染症の報告数は4,044人(1.1)で前週比127%と増加した。鹿児島県(9.2)、宮崎県(8.9)、愛媛県(6.4)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約8割を占めた。
手足口病の報告数は10,396人(4.6)で前週比136%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.5)の約1.3倍であった。島根県(20.5)、大分県(10.9)、佐賀県(9.4)、福岡県(9.4)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から2歳が全体の約8割を占めた。
ヘルパンギーナの報告数は2,592人(1.2)で前週比135%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)の約0.8倍であった。山口県(4.3)、島根県(3.2)、福岡県(2.8)、大分県(2.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
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