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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報12号

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)に注意しましょう。(3月19日〜3月25日)

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の報告が前週に比べ増えました。西都市・高鍋町周辺、国富町・綾町周辺で患者さんが多く、年齢別にみると3歳から5歳のこども達が多く感染しています。

おたふくかぜにかかると、軽い熱がでて耳の下(耳下腺)やあごの下が腫れます。熱は、耳下腺が腫れる前からでて、腫れがピークになるころまで続きます。高熱や頭痛、嘔吐などの症状があるときは重い合併症も考えられますので、すぐに診察をしてもらいましょう。

治療はつらい症状を和らげるための対症療法が中心となります。

人にうつりやすい時期は、腫れが出る2〜3日前から発症後1週間ほどです。その間は、外出を控え、ほおを冷やすなどして家で静かに過ごしましょう。酸っぱいものや、堅いものは痛みを強くすることがあります。薄味で口当たりのよい食べ物を与えましょう。

予防接種は1歳から受けることができますが、任意ですので費用がかかります。また、大人になって感染すると重症化しやすいので、かかったことのない人やワクチンを受けてない人は、子供と一緒に早めに受けておきましょう。接種時期などはかかりつけの医療機関にご相談ください。


宮崎県衛生環境研究所
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