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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年24号

手足口病に注意しましょう。(6月8日〜14日)

手足口病の報告数が前週の約1.5倍に増加しています。綾町周辺からの報告が多く、1歳から2歳の子どもからの報告が全体の約6割を占めています。この感染症は例年7月頃に流行のピークを迎えるので感染予防に努めましょう。

感染すると、口の中や手のひら、足の裏等に2〜3ミリメートルの水ぶくれの症状がでます。熱は出ないか、出てもあまり高くならないことが多いといわれています。予後は良好ですが、まれに髄膜炎や心筋炎等の合併症を引き起こします。原因となるウイルスには、いくつかの型があるため繰り返し感染することもあります。

咳やくしゃみを直接吸い込んだり、便に含まれているウイルスが手やタオル等を介して口に入ることにより感染します。また、水ぶくれの中にもウイルスが含まれています。

感染予防のためには、手洗いが有効です。特に流行期には、症状がなくても便中にウイルスが含まれていることがあります。こまめな手洗いを心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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