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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年27号

引きつづき手足口病に注意しましょう。(6月29日〜7月5日)

手足口病の報告数が前週の約1.5倍と大幅に増加しています。全国でも患者数が例年より多い状況です。特に綾町や小林市、延岡市周辺からの報告が多く、年齢別では1歳と2歳のこどもが全体の6割を占めています。

感染すると2〜7日間の潜伏期間を経て、手のひらや足の裏に小さな硬い水ぶくれができたり、口の中に潰瘍ができたりします。膝や太もも、おしりに水ぶくれがでることもあります。熱はあまり高くならないといわれています。口の中にできる発疹を痛がり食事や水分がとれなくなることもあるため、脱水症に注意が必要です。水分を少しずつこまめにとらせましょう。予後は良好ですが、まれに脳炎等の合併症を引き起こすことがあります。高熱が続いたり、嘔吐の症状がみられる場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。

また、感染しても症状が出ない場合があります。唾液や便中にウイルスが含まれていることを意識することが大切です。トイレやおむつの処理の後は必ず手を洗いましょう。箸やコップ等は共有しないようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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