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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年31号

手足口病と腸管出血性大腸菌感染症(O157等)が大幅に増加しています。(7月27日〜8月2日)

手足口病の報告数が現行の感染症法となった平成11年以降最も多くなり、今年は大きな流行となっています。県内ほとんどの地域で報告数が増加しており、特に宮崎市や都城市周辺は増加が顕著です。年齢別では1歳児の割合が多く半数を占めています。流行期は症状がなくても唾液や便中にウイルスを保有している場合があります。食事や調理の前、トイレやおむつ処理後の手洗いを徹底しましょう。

また、県内で腸管出血性大腸菌感染症(O157等)の報告が6例ありました。一年を通してみられる感染症ですが、夏季に報告数が増加します。この感染症は加熱不十分な肉や患者の便に含まれるウイルスが手やタオルを介して口に入る感染経路の他、動物とのふれあいからの感染事例も報告があります。動物に触れた後は必ず手洗いを行いましょう。特に小さい子どもは無意識に手で口周りを触れてしまうことがありますので、周囲の大人が注意するようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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