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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年32号

手足口病と腸管出血性大腸菌感染症(O157等)に引きつづき注意しましょう。(8月3日〜9日)

手足口病の報告数が多い状況が続いています。県内全域で流行しており、小林市や高鍋町周辺では増加傾向です。感染すると手のひらや足の裏、口の中に白っぽい水ぶくれができます。基本的に予後は良好ですが、まれに髄膜炎等の合併症を引き起こします。高熱が続いたり嘔吐等の症状がみられるときは、医療機関を受診しましょう。感染予防のために、こまめな手洗いを心がけましょう。

また、先週に引きつづき腸管出血性大腸菌感染症(O157等)の報告がありました。感染すると腹痛、激しい下痢、血便、嘔吐等の症状がみられます。特に乳幼児では溶血性尿毒症症候群(HUS)などの合併症を引き起こし、重症化する場合があります。原因菌は主に肉に含まれており、加工過程の多いハンバーグや成型肉(角切りステーキ等)は中まで菌が存在している可能性があるためリスクが高いといわれています。中心部までしっかり火を通すよう心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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