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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年38、39合併号

腸管出血性大腸菌感染症に気をつけましょう。(9月14日〜20日及び21日〜27日)

腸管出血性大腸菌感染症(O103等)の報告が前週と今週併せて67例ありました。この感染症は一年を通して見られますが、例年夏から秋にかけて報告が増加します。引きつづき感染予防に努めましょう。

感染すると症状が出ない場合もありますが、主に嘔吐、腹痛、激しい下痢、血便、発熱等の症状がみられます。小児では溶血性尿毒症症候群(HUS)等の合併症を引き起こす場合があります。発熱や下痢がみられた後に、尿の量が減ったり、血尿、痙攣、頭痛等の症状が出現した場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。

加熱不十分な肉を食べたり、便に含まれる原因菌が手やタオルを介して口に入ることにより感染します。また、家庭内や保育施設は集団感染のリスクが高く、注意が必要です。調理や食事の前、おむつの処理やトイレの後には必ず石けんを用いて手を洗いましょう。タオルの共用は避け、ペーパータオル等を用いるようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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